熊本日記再び2

4/30今日は松橋(まつばせ)教会でウクライナ人道支援チャリティーコンサート。
とても晴れ晴れとしていますがちょっと肌寒い気候です。
家の近くの熊本電鉄北熊本から上熊本へ行きJRに乗り換えて松橋駅に向かいます。
懐かしい風景を見つめながら、少しずつ変化している熊本を実感します。
駅には今回のコンサートを企画してくださった角本牧師がお迎えに来て頂きました。
いつもいろんな所で演奏出来るのも角本牧師のおかげです。
普段は神水教会の牧師ですが、牧師不足の為幾つもの教会を任されていらっしゃるご奇特な方です。
松橋は初めての場所で、熊本の人間ならわかるのですが、天草という海のリゾートに行く途中の街で、言い方が悪く申し訳ありませんが素通りしてしまいがちなんです。
現在は宇城市松橋町となりお隣宇土市は大関正代さんの出身地です。

会場の松橋教会も勿論初めてですが、音出ししてもの凄く良い響きです。
ここ良いな~。と思わず感心してしまいました。
リハーサルを開始して、あれ?まだ開場2時間前なのにお客さんらしきおじいさんが2人ほど。
運営されている教会員の方に聞くと松橋でこんなコンサートは初めてだからみんな何日か前からソワソワして指折り数えている人もいるんですよ。いよいよ明日だね。なんて。
しかも回覧板に張って町内を回してましたよ。と。
凄い!インターネットやSNSでなく回覧板!恐るべし。
きっとGWのゴミ出し日の連絡の次辺りに「岩永知樹ウクライナ人道支援チャリティーコンサート」ってチラシ張ってあったんだろうな~。
控え室でお昼を頂きそろそろ着替えなきゃと思っているうちにガヤガヤと人の声がだんだん響きはじめ客席を覗くと30分前なのに満席状態。
教会員の方達が慌ててパイプ椅子を増設されてました。
ひゃ~。参った。正直こんなにいらっしゃるとは。
勿論、人道支援だから助けたい気持ちが一番でしょうが、(ちゃんと収益の一部がルーテル世界連盟へ行きます。)
コンサートにいらして下さる事に感謝です。
パン1枚、毛布1つでも多く届きますよう演奏します。
皆さん温かい雰囲気で曲の紹介や日本歌曲メドレー等でウンウンと首をうなずく表情浮かべられてました。

無事終了して、80歳の男性がこう言いました。「80の手習いで私もチェロを始めようと思いますが、間に合いますか?」と。
「何事も遅いという事ありませんよ。頑張ってくださいね。いつか聴かせてください。」すると「5/3健軍教会のバッハにも行きます。」と仰いました。
嬉しいお言葉です。

明日はライトハウスという施設です。
どんな人達と出会えるか楽しみで仕方ありません!

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