教室日記vol.18
今回は音楽以外のお話です。
緑が丘の教室の裏にある、鉄道ファンには(私はそうでないのですが)ちょっと興味あるスポットがあります。東急目黒線と同大井町線の上下で重なる場所で同時に走る姿はジオラマみたいな、鉄道ファンでなくてもその瞬間は思わず見とれてしまう光景です。なのでカメラを構える人々をよく見かけます。そして子供と一緒に眺めて楽しんでいる親子連れの姿も。
そんな目黒線が今年3月で開通100周年を迎えたそうです。
当時は「目黒蒲田電気鉄道」という名称で今では目黒線となり目黒~多摩川~武蔵小杉と多摩川~蒲田と分かれて後者が多摩川線と目蒲線の名前がなくなり、少し寂しくなりました。
以前にもこの教室日記(熊本日記)に書いたのですが、私の恩師の自宅が奥沢だったので受験前に上京してレッスンを受けに行く時、そして合格した後の学生時代にもたまに利用していただけに感慨深いものがあります。(学生時代はほぼ芸大でレッスンです。)
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、奥沢駅の前には噴水があります。(雪が谷方面)
受験前のレッスンは、いつも早めの飛行機で東京に着いてしまうのでその噴水の前のベンチに座り、暑い日はすぐ前にあるコーヒーショップで買ったソフトクリームを食べながら時間潰しをしていました。
大きな楽器を隣にベンチ座り、詰め襟の学ラン姿にソフトクリームは今考えると違和感を覚えてしまいますね。
なんてことを思い出しながら今度目黒線の線路を眺めてみようかな?(勿論100年変わらずでなく、何度も交換してあると思いますが)
勉強するために出て来た初めての場所の近くで現在皆さんと音楽に携わっているこの状況になんだかある種の運命的なものがあるような気がします。